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研究会トピックス

2022年度 新任役員研修フォーラム

2022年9月20日

会員各位

2022年度 新任役員研修フォーラム 修了報告

 
一般社団法人 経営研究所
代表理事 内野崇
 
 9月15日、短期集中の新任役員研修フォーラムが、無事に修了いたしました。
 120名を超える企業の皆様に、ご多忙の中ご参加を賜り、まことにありがとうございました。卓越したゲストの方々の提言・問題提起と皆様との対話を通じて、皆様の視野の拡大、知的な鍛錬、また活力の増大に繋がれば、これ以上の喜びはございません。改めて集中講座にご参加いただいた企業の皆様に感謝申し上げます。

 激変のVUCAの時代にあって、5名の著名なゲストの皆様から、①時代と社会を俯瞰できるセンス、②真の戦略的思考の重視、③大転換(トランスフォーメーション)への覚悟とその促進、そして④その中核エンジンたるトップマネジメント体制(CEOをコアとする経営層とそのガバナンス)⑤トップリーダーとしての資質と能力のブラッシュアップ、併せて⑥経営層に必須な経営リテラシ―について、熱のこもったご提言を頂きました。

 修了後にアンケートを取らせていただきました。多くの参加者の皆様から、短時間に集中して受講でき、とてもよかった等、高い評価(95%強)をいただきました。
 以下に参加者の感想を付記させていただき、末尾に今回の研修概要を提示させていただきます。また来年度も同様の企画を予定いたしております。会員の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

【感想】
A氏:先行きの見えない、変化の激しい中、組織も個人も自らの強みをしっかりと把握した上で、セルフ・トランスファーを継続していくことの必要性を実感する良い機会となった。個人は勿論、組織に対しても影響を持つ立場となっている今、具体的な行動でそのことを実践していきたい。

B氏:世界ではものすごいスピードでゲームチェンジが起こっている中で、まだ、同質性の意識の中にいることの危機感を感じました。貴重なお話ありがとうございました。

C氏:入社以来、自身が技術・製造畑であったせいか、非常に新鮮で興味深く、講師の先生の講義に入り込めました。一方でこれからの重責に身の引き締まる思いがいたしました。

D氏:著名な方々のたいへん貴重なお話をお伺いでき、とても有意義なフォーラムでした。
新任役員を対象にした研修でありましたが、支店の運営にもそのまま活かすことのできる内容であったと思います。ありがとうございました。

E氏:ガバナンスにかかる非常に本質的な、しかしであるからこそ指摘するのが困難な各ポイントについて明確に述べていただき、極めて有用な内容でした。今後それに関わる可能性がある身として、身が引き締まる思いでした。非常に勉強になりました。すべての講師の方が良かったです。本当にありがとうございました。
  
【全体の概要】
➀「オープンイノベーション時代の「取締役・執行役」とは?」
  CX(コーポレート・トランスフォーメーション)のエンジンたる“取締役会に求められる
  組織能力と変革型経営のリーダーシップ”について
  ―DXの進展とゲームチェンジ、共同体型からの離脱、VUCA時代の経営者像の徹底したモードの切り替え
  冨山 和彦 氏 【株式会社経営共創基盤 IGPIグループ会長
        株式会社日本共創プラットフォーム(JPIX)代表取締役社長
        公益社団法人経済同友会政策審議会委員長】
 
「経理・財務の基礎知識とコーポレートファイナンス」
  ―経営視点からPL,BS、CFを読みとく、RIOCとWACCとポートフォリオ経営、投資入門
  西山 茂 氏 【早稲田大学大学院経営管理研究科 教授】
 
③「企業経営におけるガバナンスのあり方を問う―実務の視点から」
  現場の同調圧力-同質性の打破⇒空気を読まない力(事例研究より)
   良きガバナンスの実現⇒多様性と独立性がキーに!緊張感のある信頼関係
  國廣 正 氏 【国広総合法律事務所 パートナー弁護士】
 
④「法的視点から見た役員(取締役を中心に)の役割・権限と責任」
  委任契約の意味、善管注意義務、機関設計、役員の責任、経営判断の原則
  村瀬 孝子 氏 【鳥飼総合法律事務所 パートナー弁護士】
 
⑤「総括並びに 日本の企業経営とこれからの経営者・役員層をめぐる対談」
  資本主義のエートスとしての共感(エンパシィ)と強靭にしてしなやかな共感経営者像の提示、
  これからの変革型経営リーダーの「知と行動」の基盤
  内野による全体総括 & 奥村 昭博 氏 【慶應義塾大学名誉教授】との対談
 
 *全体の司会進行 内野 崇【学習院大学名誉教授】
 
以上

2021年度 新任役員研修フォーラム

2021年10月12日

10月8日(金)開催の新任役員研修フォーラムの報告と御礼

一般社団法人経営研究所
代表理事 内野 崇


ご多忙の中、新任役員研修フォーラムに多数の皆様のご参加を頂き、経営の本質にかかわる濃厚なテーマの連続ながら、最後まで集中力を切らさず無事に短期集中講座を終えたことを報告申し上げますとともに、ご参加の皆様に厚くお礼申し上げます。
卓越したゲストの方々の提言・問題提起と私を含めた皆様との対話を通じて、皆様の視野の拡大、知的な鍛錬、また活力の増大に繋がれば、これ以上の喜びをございません。

さて今回は、5名の著名なゲストの皆様にご登壇いただきましたが、皆様のメッセージの背後には以下のような共通した時代認識があったように思います。

『様々の試練を乗り越える中で、文明は大きな曲がり角にきており、そのエンジンたる株式会社のあり方についても、大きなパラダイム・チェンジを迫られているのではないか。もちろん、企業が大いなる経済発展、豊かな生活をもたらしてくれたことは確かであるが、一方で企業のもたらした負の外部経済―例えば、GAFAMに象徴される独占、寡占の問題、社会・国家を超えた格差と分断の広がり、そして何と言っても、SDGs、カーボンニュートラル宣言、ESG重視、に見られるように、人権の毀損、社会の不安定化、環境破壊等―について、社会も市民も国家も、もう看過できない状況を呈しつつある。併せて経済と補完をなす国家の役割の変容についても民主主義システム(欧米、日本等、穏健なる先進国)と権威(専制)主義システム(その筆頭は、中国、ロシア等)の対立は、ますますもってその深刻さを増している。そこで問われるのは、①真の戦略的思考の重視、②大転換(トランスフォーメーション)への覚悟とその促進、そして③その中核エンジンたるトップマネジメントのあり方(CEOをコアとする経営陣とそのガバナンス)ではないかと。』

5名のゲストの皆様には、それらに立ち向かう覚悟と道具立て、大転換に向けたシナリオ、具体的な方針についてそれぞれのお立場から、熱のこもったご提言を頂いたように思います。

トップバッターの冨山和彦氏からは、CX(コーポレート・トランスフォーメーション)における経営陣のあり方とその決定的重要性、組織能力、そして変革型経営のリーダシップについて、本質をつく熱いメッセージをいただきました。
2番手の村瀬孝子弁護士からは、経営の機関設計と取締役の権限と責任について法的な視点からご講話をいただきました。
続いてガバナンス論の第一人者である国廣正弁護士からは、企業不祥事を含め様々な事例を通じて、経営ガバナンスの重要性、リスクマネジメントの要諦についてお話をいただきました。併せて加藤篤士道公認会計士から、成長めざましいソニーを題材に、明快にして分かりやすい会計・財務の基本のお話をいただきました。
そして最後の締めくくりとして、総括も兼ねて松田千恵子先生にガバナンスコード改訂の内容とその意味、新しい市場区分(プライム市場等)、これからの企業経営のあり方と経営ガバナンスについて実践的なご講話をいただきました。

ご参加頂いた皆様からは、
 ①経営の全体像について、体系立てて、理解・学習ができた。
 ②豊富な事例と具体的なファクトに基づいた話が多く、腹落ち感のある研修であった。
 ③具体的な活動の指針を得ることができた等、
大変に高い評価を頂いたことを付記いたします。好評につき、また来年度もこの時期に引き続き『新任役員研修フォーラム』を開催いたしたいと思います。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

なお今回のテーマに関連する定例のいくつかの研究会【これからの企業経営を考える研究会(コーディネータ:冨山和彦氏他)、グループ経営研究会(コーディネータ:松田千恵子先生他)、ガバナンスフォーラム(コーディネータ:奥村昭博先生他)】もございます。詳細は、研究会・講座のご案内をご覧くださいませ。途中入会も可能でございます。

末尾ながらご参加の皆様のますますのご活躍とご参加の企業、機関様の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。 
取り急ぎ、新任役員研修フォーラムの無事終了の報告と御礼まで。
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