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研究会トピックス

2021年10月12日

10月8日(金)開催の新任役員研修フォーラムの報告と御礼

一般社団法人経営研究所
代表理事 内野 崇


ご多忙の中、新任役員研修フォーラムに多数の皆様のご参加を頂き、経営の本質にかかわる濃厚なテーマの連続ながら、最後まで集中力を切らさず無事に短期集中講座を終えたことを報告申し上げますとともに、ご参加の皆様に厚くお礼申し上げます。
卓越したゲストの方々の提言・問題提起と私を含めた皆様との対話を通じて、皆様の視野の拡大、知的な鍛錬、また活力の増大に繋がれば、これ以上の喜びをございません。

さて今回は、5名の著名なゲストの皆様にご登壇いただきましたが、皆様のメッセージの背後には以下のような共通した時代認識があったように思います。

『様々の試練を乗り越える中で、文明は大きな曲がり角にきており、そのエンジンたる株式会社のあり方についても、大きなパラダイム・チェンジを迫られているのではないか。もちろん、企業が大いなる経済発展、豊かな生活をもたらしてくれたことは確かであるが、一方で企業のもたらした負の外部経済―例えば、GAFAMに象徴される独占、寡占の問題、社会・国家を超えた格差と分断の広がり、そして何と言っても、SDGs、カーボンニュートラル宣言、ESG重視、に見られるように、人権の毀損、社会の不安定化、環境破壊等―について、社会も市民も国家も、もう看過できない状況を呈しつつある。併せて経済と補完をなす国家の役割の変容についても民主主義システム(欧米、日本等、穏健なる先進国)と権威(専制)主義システム(その筆頭は、中国、ロシア等)の対立は、ますますもってその深刻さを増している。そこで問われるのは、①真の戦略的思考の重視、②大転換(トランスフォーメーション)への覚悟とその促進、そして③その中核エンジンたるトップマネジメントのあり方(CEOをコアとする経営陣とそのガバナンス)ではないかと。』

5名のゲストの皆様には、それらに立ち向かう覚悟と道具立て、大転換に向けたシナリオ、具体的な方針についてそれぞれのお立場から、熱のこもったご提言を頂いたように思います。

トップバッターの冨山和彦氏からは、CX(コーポレート・トランスフォーメーション)における経営陣のあり方とその決定的重要性、組織能力、そして変革型経営のリーダシップについて、本質をつく熱いメッセージをいただきました。
2番手の村瀬孝子弁護士からは、経営の機関設計と取締役の権限と責任について法的な視点からご講話をいただきました。
続いてガバナンス論の第一人者である国廣正弁護士からは、企業不祥事を含め様々な事例を通じて、経営ガバナンスの重要性、リスクマネジメントの要諦についてお話をいただきました。併せて加藤篤士道公認会計士から、成長めざましいソニーを題材に、明快にして分かりやすい会計・財務の基本のお話をいただきました。
そして最後の締めくくりとして、総括も兼ねて松田千恵子先生にガバナンスコード改訂の内容とその意味、新しい市場区分(プライム市場等)、これからの企業経営のあり方と経営ガバナンスについて実践的なご講話をいただきました。

ご参加頂いた皆様からは、
 ①経営の全体像について、体系立てて、理解・学習ができた。
 ②豊富な事例と具体的なファクトに基づいた話が多く、腹落ち感のある研修であった。
 ③具体的な活動の指針を得ることができた等、
大変に高い評価を頂いたことを付記いたします。好評につき、また来年度もこの時期に引き続き『新任役員研修フォーラム』を開催いたしたいと思います。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

なお今回のテーマに関連する定例のいくつかの研究会【これからの企業経営を考える研究会(コーディネータ:冨山和彦氏他)、グループ経営研究会(コーディネータ:松田千恵子先生他)、ガバナンスフォーラム(コーディネータ:奥村昭博先生他)】もございます。詳細は、研究会・講座のご案内をご覧くださいませ。途中入会も可能でございます。

末尾ながらご参加の皆様のますますのご活躍とご参加の企業、機関様の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。 
取り急ぎ、新任役員研修フォーラムの無事終了の報告と御礼まで。
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